一次情報から読み取る!粉ミルクの選び方

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我が家では粉ミルクも使用しています。混合育児です。

粉ミルクのイメージ

粉ミルクは色々なメーカーから発売されており、いったいどれが一番良いのか、そもそも良いミルクというのは、どういうものをいうのか。基準があるのか。

ミルクを選ぶにあたり、そこらへんを考察(笑)してみたいと思います。

 

粉ミルクには規格がある

粉ミルクにも規格というものがあるのをご存知でしょうか。まぁ、規格というより基準なのですが。

当時、粉ミルク初心者の私は、粉ミルク業界も自由な競争原理が働き、より安く、より高品質なものが競争の中で生まれてくるものだと思っていました。

が、調べてみるとそういうわけではないようでした。

 

粉ミルクは調製粉乳として、厚生労働省所管の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で規定されているほか、特定用途食品というものに分類されているため、健康増進法の適用を受けています。
この健康増進法の中で「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」というものがあり、読んで字のごとく、これが粉ミルクの成分組成の基準となります。

 

要は粉ミルクの差は何なのか

つまり、上記の基準のとおり、粉ミルクに含有できる成分とその分量は、若干の幅はあるもののしっかりと規制され、逸脱することが許されていません

 

ということは、市販の粉ミルクは大体どれも成分は同じということになります。

 

鉄や銅、セレンのような金属などの微量必須元素や各種アミノ酸、核酸もこの法律の基準の範囲内でしか作ることはできませんので、さして、メーカー間の格差はなく、当然に競争原理が働くわけもなく、みな横並びの護送船団方式の様な感じです。
アレルギー用ミルクとかもありますが。

 

これには、若干がっかりした私(笑)

各メーカーの成分を調べて、比較して、メリ・デメリを検討して・・・と期待していたのですが。
栄養ドリンクみたいに価格が高いほうがより良いみたいな印象があったのですが(まぁ、それもどうかと思いますが)、価格の差は単に広告宣伝費や製造コストと推察されます。

 

結局、粉ミルクは何で選べばよいのか

結局のところ、(アレルギー用ではなく、普通の粉ミルクは)何を基準にして選べばよいのか。

 

親の視点から言うと、それは、もう価格でしょう。
あとは、個人的な印象でしかありません。

 

子供の視点から言うと、飲みやすく、おいしいミルク

 

味は各メーカー違うようですが、大人にはイマイチわかりません。
試供品等で色々試してみてゴキュゴキュ飲めんでくれれば飲みやすいのだし、飲みが悪ければ合わないのだろうし、ということです。

よく「鉄のにおいがする」とか「甘すぎる」とかいう口コミもありますが、結局は飲む人が決めるべきことだと思いますので、「鉄くさ」かろうがなんだろうが、大人が感じることはどうでも良いのです。

なぜならば、一定の基準が定められているため、「鉄くさく」ても別に良いのです。

 

もともと安いミルクとお高めのミルクに価格以上(凡そ600円程度)の差はないと考えられることから、安いに越したことはないと思います。
私は、その時々で地元スーパーのセールで大安売りのときにまとめて買っておいてます。

 

結局は、子供が嫌がらないものを選べば良いのです。

 

これが私の結論です。

上記のとおり、安いからダメというものではないので、安心してください。

 

ちなみに、我が家では明治の「ほほえみ」を愛用しています。
なぜなら、うちの近くではこれが安いから(笑)

以上ですが、事実を基に考えれば、画期的なことというものはほとんどなく、一般的な結論になるのだという良い例ですね。

期待はずれでごめんなさい(笑)

 

ちなみに、粉ミルクを溶かすのは70℃以上とする旨の説明書きがありますが、これについてはこちら↓を参照してください。

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