前回は幼稚園についてのアウトラインの情報収集について書いていきました。
今回は対策編ということで、入園試験に向けた対策について、我が家での経験をもとに書いていきたいと思います。
名門のお受験幼稚園でもないので、こんなにガッツリやるか?と思われるかもしれませんが、激戦区ではちょっとのことでも差がついたほうがベターと考えています。
ネタ集め
まずはなにより、願書や面接のネタが集めることから始めます!
兄弟姉妹とかがいればネタ集めなどしなくても良いかと思いますが、そうでなければ、幼稚園ネタを集めるのは難儀かと。
ですので、ネタ集めの手段を以下に書いていきます。我が家もこれらを行いましたので参考にしていただければと思います。
幼稚園のホームページ
何よりもまずはホームページでしょう。ほぼ100%近い数の人が見ているのではないでしょうか。
ということは、「基本の『き』」ということです。
ホームページを見ていないとスタートラインにも立てませんということ。
ホームページは隅から隅まで見ましょう。
なぜならば、ホームページは読者に伝えたいことを限りあるページ数内に収める必要があるため、キーワードが凝縮されているからです。
このキーワードこそこの後の工程でとっても大事なことになるのです!
そして、意外と見逃されがちなのは、
FAQ(よくある質問、Q&A)
です。
結構大事なことや知りたいことがズバリ書いてあることが多かったです。ここに書かれてあることを、面接とかで聞いたら赤っ恥です。というか落とされちゃいますよ。
「なんで当然ホームページで確認しているるであろうことを聞いてくるのか?」とムっとされちゃいます(見た目ではそうではないかもしれませんが、内心ではきっとそう思ってるとおもいます)。
皆がやっていることは自分もやっておきましょう。勝負はそこからですからね。
入園説明会
だいたい新年度が始まって、1~2か月後(5~6月くらい)に説明会の日程が公表されます(うちの地域の場合はそうでした)。
ですので、時期になったらこまめ(2週間に1回くらいがちょうどよいかと)に幼稚園のHPをチェックしましょう。
ここを怠ると悔しいことになりますよー
他の人がやっていることをやっていないのは、完全にマイナスですからね。
しかし、入園説明会に出なかったからといって不利になるわけではないので、時間がないご家庭は無理してまで出席することはないと思います。
ただ、人よりも一歩踏み出せるというメリットがあるということは認識しておいてください。
なぜそう考えるかというと・・・
パンフレットの情報ではなく、目で見て、耳で聞いた実地のネタだからです。
そういう実地で得たネタは、説得力が違います!
先生の説明や園内見学とかやるところもあります。
そして、先生とのQ&Aもあると思うので、貴重な情報源になります。
ということで、入園説明会にはできる限り出席しましょう。
幼稚園紹介パンフレット
説明会に出席すると、必ずパンフレットをもらえます。
楽しそうな園生活がビジュアルに載っていることが多いと思います。
ということは、これは何に使うかというと・・・
ずばり
子どもにイメージを持ってもらうため
です。
もちろん大人が見るものですが、大人と同じビジュアルで子供にイメージを持ってもらうのは非常に重要なことで、同じ目線で語り掛け、子どもの想像力を膨らまし、幼稚園に行きたいという気持ちをドンドン引き出すってところです。
今は気軽にスマホとかで動画も見られ、そういうのも良いですが、いつでも眺められ、大人と同じことをしているというを実感できるということも子供にとっては大変な刺激になると思います。
我が家でも、娘はパンフレットを眺め幼稚園のイメー時を膨らませていったと思います。事実、合格後もパンフレットを持って、「〇×幼稚園行きたいよぅ」と言っていますしね。
幼稚園イベント
実地のネタ集めは説明会だけではありません。
幼稚園にはいろいろなイベントがあるのです。
たとえば、
- 運動会
- バザー
- 未就園児イベント
です。
これらのうち、ひとつには顔を出す努力をしましょう。
目的はもちろんネタ集めですが、何よりも子どものイメージ作りにもってこいです。
子どもはこういうイベントが大好きですので、億劫でもぜひ連れて行ってあげてください。
正直メンドイですが、大事な子どものためです。大した労力でもないので行動あるのみです。
差がつくのは人が面倒くさくてやりたくないことをやることです。
といても、まぁ、そんなに大変なことではないので気軽に参加してみて、ネタ集めをしましょう。
入園願書の対策
ほとんどの幼稚園で、入園願書を書くと思います。
願書はそれぞれの園ごとに全然違います。
たとえば、志望理由から親の職業までガッツリ盛りだくさんのところもありましたし、子どもの長所だけというところもありました。
ですので、一概にこう対策せよとはなりませんが、私が経験した幼稚園では以下のような事項がありました。
志望理由
志望理由を書くところは結構多いのではないでしょうか。幼稚園に限らず、これから先の入試や就職でも聞かれますものね。
志望理由の対策はテクニック的なところでは、意外とシンプルです。
流れはこうです。
ネタ集めした事項を箇条書きする
↓
ネタの中から自分が響いた事項を1~2つ選択する
↓
その響いた理由を考える
↓
子どもがその理由にマッチするか否か考える
否ならば、最初に戻る
↓
マッチするなら、
です。
そして、ここで活躍するのが、幼稚園のホームページで得たキーワードです!
キーワードを使って願書に盛り込みましょう。
また。イベント等で実地で得た体験を盛り込むのもGOOD。
あ、ちなみに、幼稚園の敬称は
書き言葉ならば、
- 貴園(きえん)
話し言葉ならば、
- 御園(おんえん)
ですかね。
子どもの特徴
子どもの特徴(長所・短所)も多いです。
これは親でないとわかりませんので、正直に書きましょう。
決して嘘偽りはいけません。面接で一発でばれます。子供は純粋ですからね。
親から見たら、短所かもしれない性格が他人から見たら魅力に見えたりするものです。
少しテクニック的なところだと、
- 長所はストレートに表現する
- 短所は変化球で表現し、フォローを入れる
です。ただ、就職面接ではないので、そんな振りかぶらないでも良いと思いますが、最善を尽くしたいご両親は試してみては。
ここでいう変化球とは、悪いところをストレートに伝えるのではなく、ポジティブな表現、もしくは良い言い回し表現で書くということです。
たとえば、
- 落ち着きがない ⇒ 好奇心旺盛
- 気分屋 ⇒ 感情表現が多彩
- 気が小さい ⇒ 慎重
- 我が強い ⇒ 意思表示がはっきりしている
- 乱暴 ⇒ 活発
- 集中力がない ⇒ 興味関心が広い
- 関心がない ⇒ 一つのことに集中する
とかですかね。
そのうえで、
というようにフォローしていくとより良いのかなと思います。
口頭試問(面接)の対策
子どもの対策
我が家では娘に対して、そんなに強く何かを指導することはありませんでしたが、遊びの中で躾けや教育を施していったつもりです(娘本人はそんな風に感じていなかったかと思いますが・・・)。
大事なのは遊びの中で、やっていくということだと思います。
幼稚園教育要領でも、遊びということを重きを置いていますので、遊んで学んでというのを家庭でやっているだけで十分だと思います。
我が家ではクイズ形式にして進めていきました。
具体的には以下のようなことです。
- 自己紹介
- 名前
- 年齢
- 好きな遊び
- 何を食べたか
- 好きな色
- 他
- 日々のあいさつ
- おはようございます
- こんにちは
- おやすみなさい
- いただきます
- ごちそうさまでした
- さようなら
- 他
- 物・生き物・食べ物の名前
- はし、机、イス、クレヨン、車、花・・・
- 犬、猫、キツネ、ブタ、亀、鳥・・・
- 人参、キャベツ、リンゴ、イチゴ、アイス・・・
- お絵かき・ぬりえ
- シール貼り
大人の対策
大人の対策は子どもほどはガッツリやりませんでしたが、面接の想定問答集は簡単に作成しておきました。
- 家庭の教育方針
- 志望理由
- 園に期待すること
- 園の雰囲気はどうか、子どもにあっているか
- 子どもの長所と短所
- 性格の特徴
- 子供にこうなってほしいという願い
- 子どもの好きな遊び
- 子どもの好きな食べ物、嫌いな食べ物、アレルギー
- トイレや着替えの可否
- おむつは外れているか、トイトレの進み具合
- 好きな絵本は何か
- 育児で大切にしてきたこと、これからも大切にしていきたいこと
- 参加できないイベントはあるか
ざっとこんな感じでしょうか。
回答は一言~二言(文字にして1行~2行程度)で十分です。
面接はキャッチボール。
「Yes or No, ~~~」
というように簡潔に答えるべきですので、余りダラダラ長いのは禁物です。
時間もないですし、サクっと簡潔に答えられるようにしましょう。
ここでもやはり、ホームページでのキーワードやイベント参加による経験談は説得力があり、かなり効いてくると思います。ぜひ盛り込んでおきましょう。
願書の書き方
願書は園によってさまざまでしょう。
親への質問が多い願書
子に関する質問が多い願書
入園志望しかない願書
名前とか住所などしかない願書
etc
基本的には、ネタ集めや願書対策の項で書いたものを清書するだけです。
清書にあたってのプロトコルは以下です。
- コピーを取り、そこに下書き(試し書き)をする
- 下書きを終えたら1日空ける
- 清書する机の上を整理し、きれいに拭いておく
- 子どもが寝た後に書く
- 清書の紙に鉛筆(シャープペン)で罫線を薄く引いておく(後で消しゴムで消すので本当にうすーく)
- 下書きしたものを横に黒の油性ボールペンで清書する
- 忘れずに罫線を消しゴムで消す
- 必ず読み直す
- コピーをとる
罫線はかなり面倒くさいですが、やるとやらないとでは見栄えが全然違ってきます。
記述欄はおそらくフリー記述になっていることが多いと思います。
フリー記述欄に、何の気なしにそのまま書いていくと、確実に曲がってきます。ましてや、PCのタイピングやスマホに慣れている現代人が急に文字を書くと、もうフニャフニャです。
ですので、罫線は必要になると思います。
フリー記述欄の高さを測り、その高さをいい感じに等分(うすく印をつける)します。
それを左右両方で測定し、印同士を線で結びまっすぐな罫線を引っ張ります(わかりづらい・・・??笑)
いずれにせよまっすぐな罫線が引ければそれでOKです。
大事なのはまっすぐ引くことです。
最後に罫線の消し忘れはしないように注意しましょう。
また、小さい字は禁物です。
たくさん書きたいことはあるでしょうが、読む側からしてみれば、時間もない中、大量の願書に目を通さなければならないのですから、大きく見やすい字で的を射た文章は高評価です。
きっと、小さい字で事細かにびっしりと書いてあると、イライラして「読む側を意識していないのだな」と思われてしまうこと必至ですよ。
願書の書き方についてはこんなところでしょうか。
証明写真の撮り方
最後に証明写真の撮り方について書きたいと思います。
私たちが受けた幼稚園では証明写真(子どもの顔写真)が必要な園がひとつだけありました。
おいおい。証明写真って。
暴れたい放題の3歳児だぞ・・・
ムリ
とすぐにあきらめモードに突入しました。
どう撮れば良いのだろうか・・・
写真館?スピード写真?はたまた、今持っている写真を流用??
う~む
悩んだ末に出した答えは・・・
自分で撮る!
です。
結果、これが正解だったと思っています。
どう撮ったかというと
- キレイ目な洋服を着させる
- 明るい部屋でデジカメで正面から撮りまくる(うちは100枚くらい撮った)
- 子どもは正面から
- 表情は何でも良い(真顔でも笑顔でも。しかめっ面はNG)
- 証明写真の加工をする
です。
ネットを見ると、自撮りならばレフ版の代わりに白い画用紙を膝に置いてとか、光源をどうするとかありますが、大変なので一切やっていません。
ただ、むくみがなく、明るい午前中に撮影しました。
また、撮影距離は1~1.5mくらいだったと思います。
うちには一眼デジカメがあるので、連写でバシバシとっていきましたが、普通のデジカメでも20~30枚は一気にとっていった方がよいです。選べますから。
サイズなどは気にせずバシバシ撮りましょう。後の工程でどうとでもなります・
3歳児の集中力なんて数分なので、一気に撮ってしまうことが肝心です。
そして、デジカメ写真をそのまま現像しても証明写真サイズ(3×4cm)にはうまくなりません。
そこで活躍するのが、最後の「証明写真への加工」です。
ググれば無料のサイトがたくさんあるので探してみましょう。
我が家は、「 IDphotoGenerator」さんのサイトを利用させていただきました。
サイトの説明を読んでいけばあっという間に、証明写真のできあがり~
こんな素晴らしい機能を無料で利用できるなんてなんて素晴らしいお方だ。
後でああしてけば良かったとか、こう書いておけばよかったと後悔したくないならば、少しの努力は惜しまないほうがベターです。
以上、参考にしていただければと思います。
しっかり対策して本番に臨みましょう!
⇒情報収集編はこちら↓を参照してください。
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